繊細な日本の伝統色を楽しむ「some style」草木染とリユースの出会い

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SomE Style


韓紅(からくれない)、焦香(こがれこう)、桑染(くわぞめ)...
これ、全部、日本の色の名前です。
あなたはぱっと色が思い浮かびますか?

わたしは日本の伝統色が好きで、昔、広告プロダクションに勤めていた頃、デザイナーが使う色見本帳DICの古いものが処分されることになったとき、ねだって「日本の伝統色」版をもらってきて、眺めたりしていました。

「some style」を主催する九華プロジェクトの中西さんからお聞きした話によれば、平安時代にはすでに百以上の色の名前があったと言われていて、日本は色に関して、とても繊細な感覚を持った国なんですよね。

そんな日本の伝統の微妙でどこか揺れもある色を表現する技法、草木染(くさきぞめ。植物などの天然染料のみで染色すること、あるいは染色したもののこと)に関するイベント、「草木染とリユース-some styleサービスを体験!」に先日参加しました。

SomE Style(染めスタイル)

最初に書いた色を見るならこちら

SomE Style日本の色

一番上の写真は渋谷ヒカリエのコワーキングスペース「Mov」の外側にあるイベントスペース「aiiima 」の「some style」展示に出現した草木染めの品々。
↓こちらはsome styleさんから掲載許可とともにいただいた写真です。
somestyle

◆◇◆ 目次 ◆◇◆

  1. エシニカル・ファッションという考え方
  2. Re:(リコロン)染め替えプロジェクト
  3. オンラインで染め変え依頼

エシニカル・ファッションという考え方

日本についていろいろ発信してきた中西さんが、京都の染屋さん「ひなや」さんに出会い、始めたプロジェクト、それが「SomE Style」です。

サブキャッチとして、Japanese ethical fashion(ジャパニーズ・エシニカル・ファッション)という言葉が添えられています。

ethicalとは直訳すれば「倫理的な」。
ナチュラルで、オーガニックだったり、サスティナブルだったり、フェアトレードだったりするファッション。うーっ、どうして説明しようとすると横文字ばっかりになるんだ!?
要は「もったいない」だったり、「公平」だったり、「自然と仲良し」だったりするってことかな。

草木染は最近はあまりスポットが当たってなかったのかな?
昔はイッセイ・ミヤケとかヨーガン・レールの草木染のファッションがけっこうあって、わたしは好んで着ていました。ニュアンスのある色が素敵なんですもの。

Re:(リコロン)染め替えプロジェクト

既成の服やバッグ、マフラーなどを染め替えて、新たな命を吹き込むプロジェクトです。

1)エコマネプロジェクトで回収した衣類を染め変えてリユース。
京都エコマネープロジェクトで回収した約200着の衣類を染め替えたものが商品として売られています。ブラウスが2000円とかだったり...。
下の写真がこのリユース商品です。

Re:


2)AZOTHとROCAの展示会サンプルを染め変えてリプロデュース

人気ブランドの展示会サンプル衣料を百着ほど譲り受けて染め替えて、売っています。

ROCAの染め替え


3)染め変えたい衣類を預かって染め変え
今回、イベントの参加者は染めてもらいたいものを一点持ってきて、染め変えをお願いしました。
わたしが頼んだのは、アースミュージック&エコロジーの生成りのヨットパーカー。どう変わるか、楽しみ!
今回染め変えたものをいろいろ拝見したら、柄物とか、色物でも染め替えおもしろかったみたい!

some styleのサイトから染め替えは有料で頼むことができます。詳しくは後述。

ビフォーア

some style染め替え前


アフター

some style染め替え後


4)さらにイベント中に不要の服を回収

今回のヒカリエの展示会場で売られている京都エコマネープロジェクトで回収されて生まれ変わった服のように、自分の不要の服を生まれ変わらせ、誰かに素敵に着てもらいたいと思う方は、ぜひ会場に不要の服を持って行きましょう。

some style染め替え注文ページ

オンラインで染め変え依頼

some styleでは染め替えサービス「Re:リコロン」を受けています。
今回、わたしたちもイベント会場で自分のPCでsome styleのサイトにアクセスして、注文してみました。

染め替え注文ページを開き、住所や染め変えてほしい服などの素材や色などの情報を記入します。

some style染め替えで色選び
楽しく迷うのは色選び。
染料と媒染の組み合わせで色が決まりますが、地の色でも色合いはかなり変わります。
また色落ちしにくいように、かなり洗って色を落として仕上げるので、比較的浅めの色合いになります。
無難なのは丁子や栗などのベージュ系の色。
比較的「染めた!」と感じられるのが、染料にコチニールや茜を選んで、媒染にミョウバンを選ぶ組み合わせ。わたしはオレンジ系が好きなので、茜にしました。
some style染め替え注文確定
最後は情報を確認して送信!

some style染め替え注文確認メール
メールでお知らせが来ます。
メールをプリントアウトしたものを添えて、染めてほしいものを郵送などで送ります。
すると数週間後染め変えられ、生まれ変わって帰ってきます。

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